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日本はえらいことになったねといっぱいの人から声掛けられる。
帰らなくていいのかとも何度も言われる。
幸い実家は無事だ。たまに計画停電で電気が使えないくらい。
戻っても僕のできることは、今はまだ無い。


それでも何か自分にできることはないか考えたけれど
端銭の義援金と被災地などで役に立ちそうな情報を只管RTするくらいしかできなかった。


天災という諦めるしかないかもしれない事象の前に何もできない自分に苛立つ日々。
目の前では何事も無かったかのように旅行客が往来し、写真を撮ってたりする。
数日前まで当たり前だった光景が凄く残酷に、不公平に思えて仕方が無い。


「そんなしょげた顔をするなー。こんな山まで列車を引いてきた日本人。直ぐに復興できるだろ」
枕木に一本、一本ピンを金槌で打ち続けて今でも鉄道を守っているオッサン達が笑顔でそう言う。


列車は今日も走っている。
日本から送られてきて満開に咲く桜の中を誇らしげに。